縁日


 神、仏がこの世に縁をもつ、入縁の日をいう。一切の衆生が決まった神仏に縁を結ぶ結縁の日のことでもある.神仏の降誕、示現、誓願立の日にあたっている。祭典とか供養を行うのがこの日である。古来よりこの日に神、仏を念ずれぱ、特に功徳があるとされている。鎌倉時代に一定の日を定め.縁日とされたとみられ、最初は年一回だつたものが、毎日の縁日ヘと移行していったものである.なかでも新年の縁日を初不動だとか初薬師といつたり、一年末の十二月を仕舞天神だとか納観音といったものである。
 観音の縁日は、毎月十八日とされている。観世音信仰は古くからあり名号を唱えるだけで即座に救われるという信仰は庶民の中に深く入り込んでいる.あらゆる苦難に菩藍が姿をさまざまにかえて示現されるとぃう三十三身説は、観音霊場三十三カ所霊場めぐりや四国八十八力所の遍路となってひろく流行し現在でも盛んである。
 薬師は毎月の八日、十二日を縁日とする。地蔵は毎月二十四日を縁日とし、七月二十四日は地蔵盆といい、関西方面ではとくに盛んである。各町内で地蔵を飾り、近所の供を集めて、さまざまな行事が行われている。
 不動明王の縁日は十入口で、正月二十入口を初不動、大阪の水掛不動、千葉県成田の成田不動などは多くの参詣者がある。.
 虚空蔵菩穫雌は毎月十≡日が縁日とされ、毘沙門天は正月.五月、九月の第一の寅の日を縁日としている。