仏壇を飾る基本


 もっとも基本となるものは、お香と花と燈明のお供えである.香を焚くということは身も心も清浄にすることであり、花は同じく清浄な心で仏の徳を称えることであり、燈明は仏の知恵を表しているといわれる光明に当たる。お香は線香でも抹香でもよいが中央の香炉で焚くお花は花瓶に活けて、向かって左側に供える.二つの場合は左右両側に供える。お仏飯は、仏飯器に盛って供えるが、これはお初をあげるもので、家族がを食事をする前にお供えするべきである。筆者のところではまずお仏飯をあげ、その次に当主の茶碗にご飯が盛られ、次に家族、従業員にご飯が盛られることになっている。
 筆者自身か食事をしない時でも、これは変わらない。これは家庭の中におけるひとつの序列である。昨今のように妙な形の子ども優先主義が横行すると、それが当たり前となって、子どもが親を軽々しく見るようになるのである.家庭内の序列や秩序もこういう形で確立したいものである。.
 お仏飯ばかりでなく、お水を供える時もある。宗派によってその飾り方は手性ことなるが、要は清浄な場所であるから、風通しの良いところで、常に手入れし美しく保つことである。お供え物を残したままのために害虫が出たり、腐敗して悪臭を放つことのないように十分気をつけなければならない.