念珠について


 念珠は仏教徒において欠くぺからざるものである.念珠のことをふつう数珠といい、あるいは珠数ともいう.ずじゅ、じゅず、ずずなどいろいろな呼ぴ方があるが、 一般にはじゅずと読まれている。数珠の玉は. 一〇八を基本とし、五十四、四十二、三十六、=十七、二十-、十八、十四というような玉の分け方をしているものもある。数珠の一〇八は人間のもつ一〇八の煩悩を表したものといわれている.そして数珠をもつことによって一切の悪いことにあわないといわれている。 「-切の鬼神は敬畏し福カ具足し功徳円満す」と陀羅尼集経にその功徳が説かれている。
 念珠は単にお参りの時の道具にすろというばかりでなく、真言を唱えたりするときの、数を繰るのにも使うという'大きな役割をもつている.僧が行をするときに不動真言を唱えたりするときも、この数珠をもつて勘定をする。僧のもつ数珠は一○八の玉以外に、母珠より二連の房が下がり、宗派によっては異なるが五ないし十の珠が並んでいる. 一周珠を繰って不動真言を唱えた場合、八回唱えたことになり、母珠から下がるニ連の、十個の玉を動かしていけは、 一〇八の十倍になる.またそれを十個動かせば、その十倍といらように計算できるわけである。
 また僧侶が法要のとき、数珠をもんで音を出すときがあるが、これは法要の始まりとか終わりとか、また一つの区切りを示す合図ともなっている。